2013年11月5日火曜日

正しいNISAの使い方(その1)

 各金融機関がNISA口座獲得のため必死でキャンペーンを展開しています。
口座を開くと2000円キャッシュバックとか・・・

でも賢い投資家はそんなことはどうでもよいので、ひたすら「儲かる商品、儲かる方法」を追求しなくてはなりません。

 NISAの利用の仕方として「初心者向け投資信託の選び方」のような解説をしているFPもいますが、アホちゃうか・・・と私は思っています。

NISAの本質は、特定・一般口座の売買益には20.315%課税され、NISA口座には課税されないということ、そして長期で運用することで最大の効果が得られるということです。

ですから、NISA口座の正しい使い方は、1%のリターン商品と10%のリターンの商品があるなら、高いリターンの商品に100万円の枠を使うのが正解になります。

高いリターンの商品は当然ハイリスクです。10年間に元本が50%に減ってしまうかも知れません。

したがって住宅資金をNISAで稼ごうなんて考えてはいけません。

ましてや住宅ローン返済がある方はNISAなんてとんでもない話で、早期返済がもっとも効率的なお金の使い方なのです。

NISAには10年間預けっぱなしにできる余裕資金でなくてはならないのです。



それでは順次正しいNISAの使い方を解説して行きます。


1 正しい金融機関の選び方

判断基準
○コスト(手数料、信託報酬)の安い商品のある金融機関
○回転売買を誘って来ない金融機関

各金融機関で取り扱っている商品は次のとおりです。

                         (表はクリックすると拡大します。)

記号は、超優☆ 優◎ 良○ 可△ 取り扱いなし×

投資信託の場合、記号と取り扱い商品数の関係は次のとおりです。
☆ 700本以上
◎ 700~200本
○ 200~100本
△ 100本以下

注意
大和証券では、米国株、海外ETFも扱っています。


商品数が多いほど良い商品(コストの安い商品)を取り扱っていることになります。

したがってこの表から、私のおすめする金融機関はネット証券です。

これまでの付き合いや、ネットが苦手の方もおられると思いますが、銀行や証券会社を選ばれると、コストの高い投信(儲からない投信)をお勧めされることを覚悟しなくてはなりません。

証券会社や銀行の営業の実態として、NISA口座に500万円程度の投信が売れても回転売買がないとまったく儲けになりません。(10年間もそのまま保有されたらたまらないと思っているのです。)

したがってNISA口座で儲けるには回転売買をおすすめするか、NISA口座の枠からはみ出した資金を狙って特定・一般口座に投信などを売ってゆくことで利益を確保したいと考えているのです。(銀行は当然に住宅資金や教育資金なども狙ってきます。)


正しいNISAの使い方(その2

正しいNISAの使い方(その3


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